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オランダ環境評価庁、持続可能なバイオマスの生産と利用について調査結果を報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2020.08.26 【情報源】オランダ/2020.08.07 発表

 オランダ環境評価庁(PBL)は、持続可能なバイオマスの生産と利用について調査結果を報告した。オランダ政府は、持続可能なバイオマスに関する総合的枠組策定を目指すが、報告書はそのための資料となる。バイオマスについては、環境影響や効率性の観点から産業界や学界、環境団体にさまざまな議論がある。報告書はこれらを整理し以下のように方向性を示す。バイオマスの適切な位置づけは、気候中立と循環経済の達成に必須であるが、一方でその生産は、生物多様性の消失、農地や森林の本来の利用からの転用、CO2排出など環境リスクを伴う。森林保護・管理の強化、乱伐の調査・監視、土地転用の可視化、バイオマス利用実態のモニタリングなど補完的対策による対応が必要である。太陽光や風力より劣る効率性については、持続可能なバイオマスを利用しつつ、再生可能エネルギー発電による電気で液体燃料等をつくる技術(PtLやPtG)の開発取組が推奨される。熱利用については、関心の高い燃焼による大気質と健康への影響も枠組に入れるべきである。土地利用、輸入制限等のあり方については、EU法令に従いながら今後の議論の進展をまつ。報告書作成にあたり、400件以上の論文、報告書を精査し約150人の利害関係者と検討した。
【オランダ環境評価庁】

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