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環境ニュース[国内]

CDM実現可能性調査で2004年度採択案件25件を決定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.06.11 【情報源】環境省/2004.06.11 発表

 環境省は2004年6月11日、2004年度のクリーン開発メカニズム(CDM)・JI(共同実施)の実現可能性調査の対象案件として25件のプロジェクトを採択したと発表した。
 CDMとJIは、京都議定書に盛り込まれた市場原理を活用した措置「京都メカニズム」の中の制度で、CDMは先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。また、JIは先進国同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度。
 この調査は効果の高いプロジェクト案件の発掘や、CDMやJIに関する国内的・国際的ルールづくりのための情報収集を目的としたもの。2004年度は特に事業の具体化が進んでいる案件を優先的に採択することを重視して募集を行っていた。
 募集期間中44団体から59件の案件について応募があり、これらを専門家委員会で評価・審査した結果、25件が採択された。
 採択案件の内訳は廃棄物管理が9件、バイオマス利用が8件、植林とバイオマス利用が2件、植林が2件、代替フロン抑制が2件、その他の分野が2件。
 採択案件には1件あたり年間3,000万円(継続案件は上限2,000万円)までの調査費が交付される。【環境省】

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