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環境ニュース[国内]

バイオマス燃料対応自動車の開発事業計画を策定

大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.06.28 【情報源】国土交通省/2004.06.28 発表

 国土交通省が新たに設置したバイオマス燃料対応自動車開発促進事業検討会の第1回検討会が平成16年6月25日に開催され、バイオマス燃料対応自動車の開発事業計画が策定された。
 この検討会は高濃度バイオマス燃料対応可能エンジンやこのエンジンを搭載したバイオマス燃料対応自動車の研究開発を推進するための会議で、実際の研究開発は16・17年度に独立行政法人交通安全環境研究所を中核的研究機関として実施する予定。
 今回策定された開発事業計画では、バイオマス燃料対応自動車の窒素酸化物排出目標を新長期規制値の2分の1以下のキロワット時あたり1.0グラム以下、粒子状物質排出目標を新長期規制値の4分の1以下のキロワット時あたり0.007グラム以下とすること、開発目標時期を18年3月までとすることが盛り込まれている。
 植物バイオマスの燃焼時に放出されるCO2は、光合成により大気中から植物が吸収したCO2の再放出であることから、IPCCガイドラインに基づきCO2排出量の計算に含めないことになっており、その利用は地球温暖化対策として有効。ただし、既存のディーゼル自動車にそのまま高濃度バイオマス燃料を使用すると、エンジン部品の劣化などの安全・環境上の問題点が発生するおそれがあることから、バイオマス燃料対応自動車の開発が期待されている。【国土交通省】

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