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環境ニュース[国内]

神戸市、再エネ水素ステーション導入 こうべ環境未来館で運用開始

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2016.09.14 【情報源】地方自治体/2016.06.30 発表

 神戸市は、環境学習施設「こうべ環境未来館」(同市)の駐車場内に、再生可能エネルギーで発電した電力から水素を製造し、燃料電池車(FCV)に供給する「こうべ再エネ水素ステーション」を導入し、運用を開始した。

 同館は資源リサイクルの大切さを学べる展示や太陽光、風力発電システムなどが設置され、小学校の社会見学など、子供たちを中心に年間1万人が訪れる。同館は再エネ水素ステーションの仕組みや活用方法を伝え、水素エネルギーの普及啓発を進める。

 水素ステーションは岩谷産業とホンダが共同開発し、1日当たり1.5kgの水素を製造できる。同館の太陽光や風力発電でつくった電気で水を電気分解して水素を製造するため、製造時に二酸化炭素(CO2)を排出しない。ホンダは同市にFCV「クラリティフューエルセル」と外部給電器を納入。FCVと外部給電器をつなげば、災害時の非常用電源に活用できる。

 水素利用の拡大を進める神戸市は、2015年3月策定の「神戸市燃料電池自動車(FCV)普及促進ロードマップ」で、2030年に市内のFCVを約1万台とし、水素ステーションを7基整備する目標を掲げている。【神戸市】
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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