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環境ニュース[国内]

島津製作所製環境大気測定用NOx計に欠陥の可能性 環境省と自治体が実態把握へ

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2005.12.09 【情報源】環境省/2005.12.09 発表

 (株)島津製作所製の環境大気測定用窒素酸化物計(NOx計)に欠陥の可能性があることが平成17年12月9日までに判明し、環境省は同日、この欠陥による大気汚染測定結果への影響の度合いなどについて、自治体と連携して実態把握を行っていくため、実態把握の方針を早急にまとめることを明らかにした。
 問題が判明した島津のNOx計には、日本工業規格(JIS)に記載されている「光学フィルター」が装着されておらず、NO2の測定値が実際よりも最大0.01〜0.015ppm程度低くなる可能性があるという。
 このNOx計を設置している測定局は全国で102局(一般環境大気測定局79局、自動車排出ガス測定局23局)。
 二酸化窒素に関する環境基準は、「1時間値の1日平均値が0.04〜0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下」とされ、16年度大気汚染測定結果で二酸化窒素測定局(一般局1,444局、自排局434局)のうち、環境基準を達成しなかった局は一般局0局、自排局47局とされているのに対し、問題の機器を設置した102局中、16年度測定値が0.05ppmを超えた箇所は13局(一般局4局、自排局9局)、0.045ppm以上0.05ppm以下の箇所が6局(一般局1局、自排局5局)であるため、環境省では「環境基準達成度に影響を及ぼした可能性や程度はさほど大きくない」との見解を示しているが、「安全上、早急に精査が必要」としている。【環境省】

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