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環境ニュース[国内]

SPM環境基準達成率がさらに改善 16年度大気汚染測定結果

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2005.08.29 【情報源】環境省/2005.08.29 発表

 環境省は平成17年8月29日までに16年度の大気汚染測定結果をまとめ公表した。
 日本では大気汚染防止法に基づき、16年度末現在で全国2,086の測定局(一般環境大気測定局1,639局、自動車排出ガス測定局447局)で大気汚染の常時監視が行われている。
 これらの測定局の16年度測定結果は、一酸化炭素(CO)について全測定局で環境基準を達成したほか、二酸化窒素(NO2)の環境基準達成率(一般局100%、自排局89.2%)、二酸化硫黄(SO2)の環境基準達成率(一般局99.9%、自排局100%)もそれぞれ高かった。
 また14年度は一般局52.6%、自排局34.3%、15年度は一般局92.8%、自排局77.2%だった浮遊粒子状物質(SPM)の環境基準達成率も、一般局で98.5%、自排局96.1%とさらに改善した。SPM濃度の年平均値は14年、15年に比べ微減だが、環境基準を超える日が2日以上連続することによって非達成となった(注1)測定局が減少したことが影響した。
 一方、光化学オキシダント(Ox)の環境基準達成率は一般局と自排局をあわせて0.2%と依然として低迷していた。
 なおこれらの結果を踏まえ、環境省は工場・事業場、自動車排出ガス対策、低公害車の普及をさらに強力に推進し、大気環境の改善を図っていくとしている。

 (注1)大気の環境基準の長期的評価のうちSO2、CO、SPMは年間の1日平均値のうち高い方から2%の範囲を除外した後の最高値(2%除外値)、NO2は年間の1日平均値のうち低い方から98%に相当するもの(98%値)を環境基準と比較して評価する。ただしSO2、CO、SPMについては1日平均値が環境基準を超えた日が2日以上連続した場合には不適合と評価する。【環境省】

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