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環境ニュース[国内]

島津製作所製環境大気測定用NOx計の欠陥を検証へ 環境省が対応方針示す

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2005.12.13 【情報源】環境省/2005.12.13 発表

(株)島津製作所製の環境大気測定用窒素酸化物計(NOx計)に欠陥の可能性があることが判明した件について、環境省は平成17年12月13日、同省としての当面の対応方針を公表した。
 問題が判明した島津のNOx計には、日本工業規格(JIS)に記載されている「光学フィルター」が装着されておらず、NO2の測定値が実際よりも最大0.01〜0.015ppm程度低くなる可能性があるという。
 環境省が示した今回の対応方針は、「国民の健康保護の見地に立った正確な環境状況の把握」、「測定機器に問題が生じた原因の検証と責任の究明」、「再発防止策の検討と実施」−−の3点。
 具体的には、島津NOx計で0.045ppmを超える測定局(注1)を対象とした正常な機器との並行測定、島津からの事情聴取の継続、(社)日本環境技術協会を通じた他の大気汚染自動測定装置についての問題の有無の確認−−などに取り組むとしている。

(注1)二酸化窒素に関する環境基準は、「1時間値の1日平均値が0.04〜0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下」とされており、島津NOx計で0.045ppm以上の測定値を示している測定局では、この環境基準を超過していた可能性も考えられる。【環境省】

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