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環境ニュース[国内]

東京ガス、長期経営計画を策定、天然ガス火力発電や再生可能エネルギーを拡大

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2011.11.18 【情報源】企業/2011.11.15 発表

 東京ガスは、2020年度までの長期経営計画「チャレンジ2020ビジョン」を策定した。東日本大震災による原子力発電所の事故に伴う電力供給不足を受け、天然ガス火力発電を強化することや、再生可能エネルギーの拡大を目指す方針を打ち出した。併せて、電力のピークカットや省エネにつながるシステムや機器の普及拡大に力を入れていく。

 現在東京ガスは、鹿島パワー(80万kW、75%出資)、川崎天然ガス発電(80万kW、49%出資)、東京ガス横須賀パワー(24万kW、75%出資)、東京ガスベイパワー(10万kW、100%出資)の4カ所、計約200万kWの天然ガス火力発電所を展開。今後、液化天然ガスLNG)基地・パイプライン設備を活用し、高効率のコンバインドサイクル発電を広げ、2020年に300万〜500万kWに増強する。

 再生可能エネルギーの推進では、太陽光、太陽熱、バイオマスなど再生可能エネルギーを組み込んだサービスを拡大し、年間の一次エネルギー消費をゼロにする建物など顧客の省エネニーズに応える。太陽電池燃料電池、蓄電池を組み合わせた制御や、バイオマス利用技術の実用化を進めるほか、風力発電を増強し、現在の2カ所計約1.8万kWを2020年には15万kWにする。

 電力のピークカットや省エネにつながるシステムや機器に関しては、家庭用燃料電池「エネファーム」を2011年の33倍の30万台に、業務・産業用のコージェネレーション熱電併給)を同2.6倍の400万kWに拡大。ガス空調システム、高効率給湯器「エコジョーズ」、床暖房もそれぞれ同1.4倍、4.5倍、1.6倍に引き上げる。年間供給ガス量は、2020年度に220億m3(2011年度見通し150億m3)を見込んだ。【東京ガス(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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