一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ミサワホーム、埼玉県熊谷市にスマートタウン開発、市の整備事業で基本協定締結

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2012.11.12 【情報源】企業/2012.11.07 発表

 ミサワホームは、埼玉県熊谷市にスマートタウン(環境配慮型の街)を開発する。市の整備事業で優先交渉権を得て、市と基本協定を結んだ。予定する73戸の住宅全棟に太陽光発電や省エネ設備を備え、年間の1次エネルギー消費量が正味でゼロになる「ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」仕様にする。2014年度中に造成を終え、2015年夏ごろの販売開始を目指す。
 年間の快晴日数が全国屈指で「日本一暑いまち」としても知られる熊谷市が、温暖化防止や再生可能エネルギーの活用を目指して事業を計画。市有地約1万8600m2を取得して開発する企業をプロポーザル(企画・提案)方式で募った。ミサワホームは、コンセプトにした「体感温度−3.5℃のまちづくり」や、全棟のZEH仕様、生物多様性保全などが評価された。
 ミストシャワーや井戸水を利用した公園の水場など、各所にクールスポットを設けるほか、季節ごとの風向きを考慮し、夏には風上の公園から涼しい風が流れ込むように道路を放射状に配置するなど、自然の力を活用して街全体で省エネを図る。周辺の生態系を調べて野鳥の巣箱や水場を設置したり、チョウの幼虫が食べる植物を植栽して生物多様性にも配慮する。
 住宅は、断熱性が高く効率的に風を取り込む構造にし、太陽光発電システム、ホームエネルギー管理システム(HEMS)、高効率エアコン、LED(発光ダイオード)照明を標準採用。太陽熱を利用する床暖房や、蓄電池、燃料電池もオプションで用意する。街路灯もLEDにする。今後、12月の土地処分に関する市議会の議決を経て、2013年1月に土地が引き渡される。【ミサワホーム(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク