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環境ニュース[国内]

日本製紙・三菱商事、四国で最大規模となる メガソーラープロジェクトを徳島で開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.05.16 【情報源】企業/2013.05.14 発表

 日本製紙は三菱商事とともに、四国で最大規模となるメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトを徳島県小松島市で始める。日本製紙が保有する臨海部の遊休地を活用して発電設備を設置し、発電した電力は再生可能エネルギーの固定買い取り価格制度を活用して全量を四国電力に売電する。2014年後半の発電開始を予定している。
 メガソーラーは、約25万m2の面積に出力約2万1000kW(21MW)の設備を取り付ける。年間で2000万kWh以上の発電電力量を予想し、年間8億円余りの売電収入を見込んでいる。総事業費は約65億円。日本製紙と三菱商事が折半出資して3月に小松島市に設立した特別目的会社「日本製紙メガソーラー小松島合同会社」がプロジェクトを運営する。
 日本製紙にとって初めてのメガソーラーとなり、いくつかの候補地で導入を検討した結果、小松島市に決めた。同市は年間を通じて日照量の多い地域となっている。メガソーラーを設ける遊休地は製紙工場の跡地で、現在は建材子会社や特殊紙を作る子会社のほか、日本製紙本体の農業事業関連の施設があるが、多くは未利用のままだった。
 今後、日本製紙の資産や技術力と、三菱商事が海外での独立発電(IPP)事業を通して蓄積したノウハウを生かしてプロジェクトを進める。日本製紙はエネルギー事業を収益分野に位置付け、工場の発電設備で電力供給を実施し、2012年度に約11億kWhの実績がある。4月には全国で初となる未利用材100%のバイオマス発電の展開も決めた。【日本製紙(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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