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環境ニュース[国内]

丸紅、100%出資の発電子会社が長野県茅野市に小規模水力発電所建設、20年間売電

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.06.04 【情報源】企業/2013.05.31 発表

 丸紅が100%出資する発電子会社の三峰川(みぶがわ)電力は、長野県茅野市に小規模水力発電所「蓼科第2発電所」を建設する。6月に着工し、12月に運転を始める。完成後は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して20年間売電する。三峰川電力が所有して運転中の蓼科発電所と同じ水系となり、効率的に運用できる。
 蓼科第2発電所は、茅野市の渋川大橋脇にある土地改良区の農業用水路の施設に設置する。出力は141kWとなり、年間で一般家庭約270世帯分の年間消費電力量に相当する発電電力量を見込んでいる。三峰川電力は、2010年4月に運転を開始した蓼科発電所での経験と、地元との良好な関係を生かして地域に根ざした小水力発電事業を行う。
 東日本大震災を機に、従来以上に再生可能エネルギーに注目が集まる中、太陽光や風力に加え、小水力発電事業への関心も高まっている。小水力発電は大規模なダムを建設する水力発電と異なり、環境負荷が低い。固定価格買い取り制度でも、200kW未満は1kWh当たり35.7円と、太陽光の10kW以上の37.8円に近い価格が設定されている。
 丸紅は2006年から小水力発電事業を展開し、今回設ける蓼科第2発電所は、蓼科発電所(茅野市)、三峰川発電所(長野県伊那市)の2カ所、北杜発電所(山梨県北杜市)の3カ所に続く7カ所目の小水力発電所となる。今後も環境に配慮したエネルギーとして中・小水力発電所の開発を進め、2020年までに30カ所の設置を目標にしている。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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