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環境ニュース[国内]

三菱商事、英国で世界最大の洋上風力発電所から電力を陸上に届ける事業を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.09.17 【情報源】企業/2013.09.11 発表

 三菱商事は、英国南東部沖合にある世界最大の洋上風力発電所「ロンドンアレイ」から電力を海底送電して陸上に届ける送電事業を始める。英国の投資会社と共同で送電資産・事業権を取得し、ファイナンス手続きが9月11日終了した。20年間にわたって送電事業を運営する。三菱商事が英国で保有する海底送電資産の4件目となる。
 ロンドンアレイは沖合約20kmの洋上に位置し、稼働中の洋上風力発電所として世界最大の63万kWの発電容量がある。海底送電設備は英国南東部のケント州を結ぶ約55kmで、資産規模は約700億円となる。英バークレー銀行傘下でインフラ分野への投資を手掛けるBIFと共同取得した。BIFは資産の長期保有を目的にファンド事業を行う。
 三菱商事はこれまで、英国で海底送電資産の事業権に関して2011年11月に距離48km・容量18万kW、2012年10月に48km・18万kW、2013年7月に45km・32万kWを取得し、稼働している。今回のロンドンアレイの海底送電資産の取得に伴い、三菱商事が英国に持つ海底送電資産は4件になった。各プロジェクトともBIFがパートナーを務める。
 英国のほかドイツにも4つの海底送電資産を保有し、両国を合わせて距離約900km、容量400万kWに規模が拡大した。欧州では洋上風力発電所が増え、海底送電の需要が高まっている。三菱商事は、欧州の送電事業を集約して統括する100%子会社のダイアモンド・トランスミッション・コーポレーションを設立し、効率的に運営する。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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