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環境ニュース[海外]

三菱重工、デンマーク・ベスタスと洋上風力発電事業を統合

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.10.02 【情報源】日本/2013.09.27 発表

 三菱重工業は、デンマークの世界的な風力発電機大手ベスタスと、洋上風力発電設備専業の合弁会社を設立することで合意した。両社の洋上風力発電設備事業を集約して2014年3月までに立ち上げる。両社の強みを生かして急成長が見込まれる洋上風力発電設備市場で事業の拡大を図り、主導的な立場を目指す。
 合弁会社は、洋上風力発電設備の開発、設計、調達、製造と販売・アフターサービスを手掛ける。デンマークのオーフス市に本社を置き、発足時に300〜400人の従業員を予定する。出資比率は当初50%ずつとなり、最終的には三菱重工51%、ベスタス49%にする。三菱重工の常務執行役員が会長に就き、ベスタスはCEO(最高経営責任者)を出す。
 ベスタスは陸上風力発電設備の世界トップで、洋上風力発電設備は2位の大手。合弁会社はベスタスのギア式3000kWと8000kWの風車で事業を始め、三菱重工が開発した油圧駆動装置を搭載する新型設備も早期に投入する。三菱重工は合弁会社に1億ユーロ(約133億円)を出資し、発足後の実績に基づいて2億ユーロ(約266億円)を追加投入する。
 三菱重工は風力発電に関し、1982年に日本の商用機第1号を納入して以来、4200機(約440万kW)以上を国内外に供給した。洋上風力発電では世界初のデジタル制御油圧駆動装置を採用した大型設備を開発している。洋上風力市場は英国、ドイツなど北海沿岸を中心に成長が期待でき、日本でも計画が進んでいることから合弁会社設立を決めた。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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