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環境ニュース[国内]

帝人、中国グループ会社が再生可能なポリエステル繊維の学生服を小学校に提供

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2013.11.15 【情報源】企業/2013.11.13 発表

 帝人の中国グループ会社の浙江佳人新材料(浙江省紹興市)は、再生可能なポリエステル繊維を使用した学生服を地元・紹興市にある障害児が通う小学校に無償で提供した。同社は、ポリエステル製品のケミカルリサイクルリサイクルポリエステル繊維の製造販売を手掛ける。学生服が使用済みになった後は、循環型リサイクルシステムで回収・再生する。
 学生服は約140人の児童それぞれに合うように一人一人の寸法を測って作った。デザインは、中国で最も権威があるとされる服装関連総合大学の北京服装学院が担当し、男女別に制作した。児童たちは既に、9月の新学期からこの学生服を着用している。使用後は、「エコサークル」と呼んで帝人が推進するリサイクルシステムを活用する。
 エコサークルは、ポリエステルのケミカルリサイクル技術を中心にした循環型リサイクルシステムで、帝人グループが世界で初めて開発した。2002年に本格的に始め、国内外のアパレルやスポーツメーカー150社以上と商品開発、回収・リサイクルを実施している。石油から製造した場合と同じ品質の製品に再生でき、品質の劣化がない。
 浙江佳人新材料は、帝人グループと中国の有力企業が2012年に設立したポリエステル製品のリサイクル事業を行う合弁会社で、2014年5月に生産を始める。今回の小学校への制服の無償提供は、省エネ、廃棄物削減など環境への関心を高めてもらう契機にすることが狙いで、今後、中国独自の循環型リサイクルシステムの構築を進める。【帝人(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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