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環境ニュース[国内]

日立製作所、共同出資会社が新潟で風力発電事業を開始、自社のシステムを設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.03.17 【情報源】企業/2014.03.14 発表

 日立製作所と、グループで金融サービスの日立キャピタルが共同出資して立ち上げた発電事業会社、日立ウィンドパワーが、新潟県胎内市で風力発電事業を始める。日立産機システムの中条事業所に、日立の低風速域対応2MW(2000kW)ダウンウィンド型発電システムを設置し、「中条風力発電所」として運営する。同社は日立の100%子会社で産業電機事業を行っている。4月から本格運転を開始する。
 日立ウィンドパワーは、資本金5000万円で日立が14.9%、日立キャピタルが85.1%出資して1月に設立した。これにより風力発電所運営や売電契約、ファイナンス組成などのノウハウを蓄積し、風力発電分野の総合的なエネルギーソリューション提案を強化する。ニーズに対応した風力発電システム開発・実証など事業拡大に活用する。
 中条風力発電所では、2MWのシステム1基で一般家庭1300世帯分の消費電力を賄える。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、東北電力に全量を売電する。日立が新たに開発したダウンウィンド型風力発電システム「HTW2.0-86」の初号機を使った。
 ダウンウィンド型はローター(風車)をナセル(風力を電力に変換する装置)の風下側に配置する構造で、日立はこれまでに2MWの「HTW2.0-80」で130基以上の受注実績がある。中条風力発電所のHTW2.0-86は、ローターの直径をHTW2.0-80と比べて6m大きい86mにし、低風速域での発電量を増やす。今後、データを集めて品質を高める。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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