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環境ニュース[国内]

NEC、新たな環境経営目標を策定、2020年度にCO2総排出量に対し5倍の環境貢献

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2014.07.10 【情報源】企業/2014.07.08 発表

 NECは、新たな環境経営目標を策定した。2020年度に、部品供給網全体のCO2総排出量(環境負荷)に対して、5倍の環境負荷削減を目指す。ICI(情報通信技術)を活用して高度な社会インフラを提供する社会ソリューション事業を通じて実現する。同事業による気候変動対策を環境経営の柱の1つに位置付け、経営戦略と一体で環境活動を展開する。
 NECが強みを持つセンシング技術や、大量のデータ分析技術などのICT資産を活用する。水道・電気・交通などの社会インフラや、生態系・森林・気候など地球環境の監視・制御、適切な情報提供を行う。これによって、社会活動で利用される水・食料・エネルギーなどの資源の最適利用や、社会インフラの効率的運用を可能にして、温暖化対策に貢献する。
 具体的には、漏水を検知するシステムや水の管理システムを使った水資源の無駄を抑制するほか、造水エネルギーの削減や人工衛星などからのリモートセンシング技術を活用した森林保全によるCO2排出抑制、生態系保全などがある。さらに、普段と異なるシステムの挙動を検知する技術を生かして、高効率設備の稼働率を高め、利用エネルギーを削減する。
 中期目標を2017年度、長期目標を2030年度とした「NECグループ環境行動計画2017/2030」の2013年度実績では、社会全体のCO2削減貢献量が、目標の915万tに対して970万tだった。製品のエネルギー効率改善に伴う顧客使用段階のCO2発生量は75%改善し、67%の目標を上回った。2017年度にはCO2削減貢献量累計1500万tとCO2発生量の80%改善を目指す。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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