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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、世界遺産がある岩手県平泉町にメガソーラー建設

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.07.29 【情報源】企業/2014.07.29 発表

 ソーラーフロンティアは、世界遺産がある岩手県平泉町に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する。同町が主体になり、地域住民の協力で事業用地を確保した。ソーラーフロンティアが町と森林組合から土地を賃借し、発電所を運営する。2015年3月に工事を始め、2016年の完成を予定している。ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池を使う。
 同メガソーラーは、約30ha(30万m2)の用地に出力13MW(1万3000kW)のCIS薄膜太陽電池を取り付ける。年間発電電力量は、平泉町の全2630世帯の年間使用電力量とほぼ同等を見込んでいる。発電電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を東北電力に売電する。収入の一部を歴史的資産の保全に活用することも検討する。
 平泉町は、奥州藤原氏が栄えた平安時代末期の寺院や遺跡が残る。国宝建造物の中尊寺金色堂や、毛越寺の浄土庭園などで構成される建築・庭園と考古学的遺跡群が、2011年6月に世界遺産に認定された。町長は、「“再生可能エネルギーと歴史的資産が共存するシンボル”として広く国内外にPRしたい」などと話している。
 CIS薄膜太陽電池の実際の発電量の高さや、積雪時の雪の滑り落ちの良さ、世界遺産がある町の景観を損なわないデザイン性の高さが評価されて導入が決まった。ソーラーフロンティアは、宮崎県以外で初めての生産拠点、東北工場が宮城県大衡村に2015年春完成予定で、平泉町でのメガソーラー建設を機に東北地域で事業活動を推進する。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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