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環境ニュース[国内]

NEC、100万台以上の蓄電池を制御する技術を開発、電力系統と同等の需給調整を実現

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.11.18 【情報源】企業/2014.11.18 発表

 NECは、住宅やビルに分散して設置された100万台以上の蓄電池や電気自動車(EV)蓄電池の充放電を制御する技術「仮想統合制御ソフトウェア」を開発した。需要側の電力制御(デマンドレスポンス)=DR=を行うことで、電力事業者は既存の電力系統と同等のリアルタイムな需給調整が実現できる。
 仮想統合制御ソフトウェアは、インターネットを介してソフト・サービスを提供するクラウドで多数の蓄電池の状態を集中して管理する。需給変動の不規則性を把握して充放電を最適に分配処理する技術を搭載し、最短1秒以下の単位でリアルタイムに電力需給を調整する発電所と同等の機能を有する。
 企業や家庭の電力需要を自動的に制御する自動デマンドレスポンス(ADR)の最新規格「Open(オープン)ADR2.0b」に対応する。この規格に適合したエネルギー管理システムと連携し、工場、ビルなどの大口需要家に加え、複数の異なる事業者が管理する蓄電池の電力需給調整ができる。
 頻繁に充放電を繰り返すと劣化が早まる蓄電池の特性を考慮しながら、適切な配分で充放電し、蓄電池の寿命を約2倍にする。天候の影響を受ける再生可能エネルギーの導入拡大には、発電所の電力需給バランスを調整する機能の補強が求められる。多数の蓄電池を制御する技術で、電力需給バランスの調整機能を補う。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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