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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、フィリピン・マニラ首都圏の下水処理施設設計・建設と試運転受注

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2015.02.12 【情報源】企業/2015.02.09 発表

 JFEエンジニアリングは、フィリピンの水道サービス会社、マニラッドからマニラ首都圏パリャニャーケ市の下水処理施設の設計・建設と試運転を受注した。同社で最大の処理施設で、完成は2016年7月を予定している。実証運転などの後、2018年10月に引き渡す。契約額は34億2000万円で、独立行政法人国際協力機構JICA)のローンが活用される。
 この施設は1日あたり7万6000m3の下水が処理できる。処理効率が高く日本の下水処理場で多く利用されている標準活性汚泥法と呼ぶ方式を採用する。限られたスペースでのプラント配置や、現地の下水性質に適した提案が評価されて受注した。JFEエンジは、設計から調達、土木建設、機械・電気工事、実証運転まで現地で一貫して手掛ける。
 マニラッドは、1997年の上下水道の民営化によって施設を建設・保有してマニラ首都圏の西側全域で運営している。マニラ首都圏では急速な都市化に伴って下水道下水処理施設の整備が求められる。JFEエンジは日本企業で唯一、マニラ首都圏で下水処理施設の実績があり、これまでに28カ所を受注している。今回はその実績も認められた。
 近年の受注は、2013年5月のマニラッドからの下水処理施設や、2014年7月の浄化槽汚泥し尿)処理施設などがある。今回受注した施設は2016年7月の完成後、同年10月までの試運転、2017年10月までの実証運転、2018年10月まで瑕疵(かし)担保期間を経て引き渡す。JFEエンジはこの受注を弾みに東南アジアで環境インフラ整備を進める。【JFEエンジニアリング株】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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