一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、傘下の小水力発電装置が大阪ガス子会社などの事業に採用

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.07.07 【情報源】企業/2015.07.01 発表

 日本アジアグループ傘下で小水力発電システムのJAGシーベルが展開する流水式小水力発電装置「スモールハイドロストリーム」が、滋賀県長浜市の用水路での発電事業に採用された。本事業は大阪ガスの100%子会社で太陽光・水力発電事業のエナジーバンクジャパンと日立キャピタルが行う。設置工事が完了し、7月1日に本格的に稼働を始めた。
 発電設備は2カ所に設置し、出力15kWと同10kWとなる。15kWが約7万9000kWh、10kWは同約6万2000kWhの年間発電電力量がある。一般家庭約41世帯の年間消費電力量に相当する。発電した電力は大阪ガス、東京ガス、NTT子会社で建築物・電力設備コンサルティングのNTTファシリティーズが設立した特定規模電気事業者、エネットに売電する。
 出力100kW以下の小水力発電で、民間事業者が再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して事業を行う取り組みでは国内で初めてだ。スモールハイドロストリームは、3m以下の低落差の水路に最適化したシステムで、従来の水力発電では難しい農業用水路、上下水道工場排水に取り付けられる。既存水路の改変の必要がなく工期も短い。
 日本アジアグループは太陽光発電を中心にした再生可能エネルギー事業に注力している。小水力発電を太陽光に続く第2の柱に位置付け、国内の豊富な水資源の有効活用を進める。JAGシーベルはシーベルインターナショナルから7月1日に社名変更した。スモールハイドロストリームはこれまでも国内外の用水路などで多くの採用実績がある。【日本アジアグループ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク