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環境ニュース[国内]

パナソニック、太陽電池「HIT」が北海道厚真町に完成したメガソーラーに採用

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.07.15 【情報源】環境省/2015.07.10 発表

 パナソニックの太陽電池モジュール「HIT」が、北海道厚真町に完成したメガソーラー(大規模太陽光発電所)「北海道厚真ソーラー2」に採用された。同メガソーラーは三井物産100%子会社で機械専門商社の三井物産プラントシステムが建設し、開所式を7月10日に開いた。HITを使った国内最大規模の太陽光発電所となる。限られた面積の発電品質が評価された。
 北海道厚真ソーラー2は厚真町から遊休地を賃借して開発した。三井物産プラントシステムが運営する。1.8MW(1800kW)の出力があり、年間で約187万kWhの発電電力量を見込んでいる。これは一般家庭約500世帯の年間使用電力量に相当する。発電電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を北海道電力に売電する。
 パナソニックは、最大出力290Wの産業用のHIT大型タイプ「290A」を6240枚納入した。太陽光エネルギーから電気エネルギーに変換した際の割合を示すモジュール変換効率は18.8%だ。HITは単結晶シリコンにアモルファス(非結晶)シリコン層を積層した独自の太陽電池で、高い変換効率を特長にする。夏の高温時も出力が低下しにくい。
 面積あたりのシステム容量はトップ水準を誇る。北海道厚真ソーラー2では設置面積が限られる中でより多くの発電量が求められ、採用が決まった。モジュールの出力を20年保証することも評価された。パナソニックは住宅向けを中心にHITを展開しているが、今回を弾みに発電品質をアピールして産業用途やメガソーラー向けにも力を入れる。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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