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環境ニュース[国内]

「F-グリッド宮城・大衡」のCEMSが本格始動、横河ソリューションサービスが納入

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.16 【情報源】企業/2015.07.13 発表

 横河電機グループで制御・計測機器などの販売、保守事業を展開する横河ソリューションサービスが、トヨタ自動車が代表を務める「F-グリッド宮城・大衡有限責任事業組合」(宮城県大衡村)に納入した地域エネルギー管理システム(CEMS)が本格的に始動した。組合保有の設備で作った電力・熱と、電力会社からの電力を最適に制御して工業団地内に電力と熱を効率的に供給する。
 F-グリッド宮城・大衡は、大衡村の第二仙台北部工業団地での総合的なエネルギー管理を中心にしたスマートコミュニティ(環境配慮型地域)事業の運営組織となり、トヨタと関連会社、工業団地内企業などが参加している。組合員への電力、熱の供給、設備の販売・リースや、保守・管理業務の受託、大規模災害時の電力供給を主な業務にする。
 組合は、発電容量7800kWのコージェネレーション熱電併給)、同740kWの太陽光発電や蓄電システムを保有している。CEMSは、変動する電力・蒸気需要量、電力単価やガス料金のデータを取り込み、コージェネレーションが発電する電力量と買電量との最適な割合を導き出す。実証試験ではCEMS導入前と比べてエネルギーコストを約20%削減した。
 CEMSは、工場固有のデータから各工場のエネルギー需要を予測する機能を備え、コージェネレーションの稼働計画を立案する。各工場では予測値を活用して省エネ活動につなげられる。地域全体のエネルギー需要がひっ迫した際は、蓄電システムと各工場に導入した給電機能があるプラグインハイブリッド車を電源に利用できるよう連携させている。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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