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環境ニュース[国内]

リコージャパン、奈良県葛城市と小水力発電や照明・空調自動制御の実験を実施

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.09.17 【情報源】企業/2015.09.15 発表

 リコーの日本での販売を統括するリコージャパンは、奈良県葛城市と地方創生に向けた連携協力に関する協定を結んだ。エネルギーの地産地消を目指した小水力発電や、市施設の電力料金削減のために照明・空調を自動制御するシステムの実証実験などを実施する。将来は自治体によるPPS(特定規模電気事業者)も視野に入れて事業を探る。
 リコージャパンと葛城市は、2014年度に市の行政コスト削減に向けた共同プロジェクトを始め、市庁内の業務効率化を進めてきた。市は地方創生の中核戦略「葛城市ラボラトリー・シティ構想」を策定し、今回協業の第1弾として、リコージャパンと連携協力協定を締結し、業務改善を発展させるとともに、新たな実証実験を行うことにした。
 小水力発電と照明・空調の自動制御は、環境エネルギー分野の実証実験となる。小水力発電は売電による歳入の増大が狙いで、水道施設を活用する。市内3カ所の浄水場で10月に潜在的な能力の調査を行い、調査結果に基づいて11、12月に発電量を算定して事業化の計画を立案する。その後2016年1〜3月に早期の事業化を目標に準備を始める。
 照明・空調の自動制御では10月に現状の電力使用量の調査や効果のシミュレーションを実施し、11、12月に市役所新庄庁舎の1フロアに機器類を設置して効果を測定する。効果分析を基に2016年1〜3月に次年度以降の導入計画を立てる。このほか医療・介護分野の実証実験にも取り組む。葛城市は人口約3万7000人で奈良県北西部に位置する。【リコージャパン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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