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環境ニュース[国内]

竹中工務店、電力システム改革に適合した新エネルギー管理システム開発・導入

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.09.30 【情報源】企業/2015.09.25 発表

 竹中工務店は、新エネルギー管理システム「I.SEM(アイセム)」を開発した。電力小売りの全面自由化をはじめとした電力システム改革に適合し、さまざまな料金メニューに対応して電力需要を最適に制御できる。関連会社で電気設備工事を手掛けるTAKイーヴァックの本社ビル(東京・江東区)に初導入した。
 アイセムは、建物の負荷を予測して熱源や空調機器などの運転を最適に計画し、それに合わせた電力需要を達成するエネルギー管理システムだ。自社開発の情報基盤に管理機能を構築して高速処理を可能にしたことや、負荷予測に個別の需要応答を加えてリアルタイム制御を実現した。高精度・高効率で予測から運転まで一貫してできる。
 電力料金が高い時間帯の購入抑制、割安な電力メニューへの対応、事前に想定した計画通りの需要調整を行うことで、 電力システム改革後に予想される各種の料金体系に適合し、電力コストを低減する。電力と熱の負荷を±5%で予測するエンジンと、居住者の意向を反映させる需要応答機能によって、居住者の不満がない環境を実現する。
 コストや省CO2などの目的に応じて、熱源機器と電気自動車(EV)充電のスケジュールを最適化して、電力調達の計画値を決める。加えて太陽光発電、発電機、EVなどの分散型電源を統合してビルの電力需要をリアルタイムに調整する。TAKイーヴァックの本社で実証データを集めてシステムを充実させ、オフィスビルや集合住宅などに提案する。【(株)竹中工務店】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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