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環境ニュース[国内]

富士電機、「ボイラ燃焼ソリューション」発売、制御と計測機器で燃料費を削減

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.12.02 【情報源】企業/2015.11.30 発表

 富士電機は、「ボイラ燃焼ソリューション」を11月30日に発売した。独自の燃焼制御と計測機器を組み合わせてボイラーの燃料費を削減し、CO2をはじめとした温室効果ガスの排出を抑制する。火力発電プラント向け大容量ボイラーから工場設備の中小容量ボイラーまで幅広く対応する。日本、東南アジア、中国を中心に世界で展開する。
 工業用ボイラーは、火力発電プラントや鉄鋼、石油化学、食品、製紙工場などで蒸気を供給する設備で、国内外の電力投資や新興国での設備投資の拡大を背景に需要増が見込まれる。一方、燃料には重油、石炭、天然ガスなどが使われ、燃料費削減や温室効果ガスの排出削減が重要課題になっている。これらの背景を踏まえ、同ソリューションを販売する。
 独自に設計したソフトでボイラーを制御することで、効率が最も高くなる燃焼領域(超希薄空気領域)での運転を実現する。これによって約1%の燃料費削減とCO2排出抑制を図る。超希薄空気領域での燃焼はCO(一酸化炭素)が発生するが、計測機器の「レーザ方式ガス分析計」で排ガスに含まれるCOの濃度をリアルタイムに測定する。
 この分析計をソフトに組み込んで排出量を環境基準値内に制御する。既設システムの簡易な改造で済み、他社システムにも適用できる。1時間あたりの容量15t以上を対象にする。試算では同50tのボイラーだと、年間の燃料費を重油で1410万円、石炭は530万円、LNG液化天然ガス)は1060万円削減する。価格は1000万円からに設定した。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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