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環境ニュース[国内]

東芝、宮城県石巻市で地域エネルギー管理システムの運用開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.03.28 【情報源】企業/2016.03.24 発表

 東芝は、宮城県石巻市で地域エネルギー管理システム(CEMS)の運用を始めた。東北電力や同市と進める「スマートコミュニティ(環境配慮型地域)推進事業」の一環で取り組む。東北電力とともに運営し、同社が導入した系統安定化システムと、東芝の“需要家統合システム”を連携させる。3月7日に運用を開始し、3月24日に3者で記念式典を開いた。
 このスマートコミュニティ推進事業では、2011年3月の東日本大震災被災地の石巻市で、再生可能エネルギーを活用したまちづくりを目指している。モデル地区にCEMSを入れて電力需給バランスを調整する。経済産業省の2013年度「スマートコミュニティ導入促進事業費補助金」に採択され、同市震災復興基本計画の重点プロジェクトとして実施している。
 石巻市は、防災拠点となる公共施設に太陽光発電設備や蓄電池を設置するとともに、独自の補助制度を設けて家庭や事業所での再生可能エネルギーの普及を推進してきた。東芝は計画全体を管理し、需要家統合システムを使って需要家側のエネルギー情報をまとめる。同時に、各公共施設の太陽光発電設備や蓄電池の統合管理する。
 東芝はさらに、モデル地区の復興公営住宅の家庭でのエネルギー「見える化」も実現した。東北電力は電力系統の安定化を目的に、制御装置、蓄電池、太陽光発電などで構成するシステムを入れた。今回運用開始したCESは、東芝と東北電力のシステムを協調連携する。両社はCESを共同で運営し、石巻市の環境に配慮したまちづくりを支える。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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