一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱商事、秋田県で国内最大級の風力発電事業を実施、共同で事業会社を設立・運営

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.05.24 【情報源】企業/2016.05.20 発表

 三菱商事は、秋田県潟上市・秋田市で国内最大級の風力発電事業を実施する。100%出資する発電子会社の三菱商事パワーが地元の風力発電事業者、ウェンティ・ジャパン(秋田市)や、中部電力グループで電力設備建設・保守と再生可能エネルギー事業を手掛けるシーテックと共同で事業会社「秋田潟上ウインドファーム」を設立して運営する。

 秋田潟上ウインドファームの出資比率は三菱商事パワーが43.9%、ウェンティ・ジャパンが51.0%、シーテックが5.1%となる。潟上市と秋田市の海岸沿いに発電出力3MW(3000kW)級の風車22基、出力計約66MW(6万6000kW)の風力発電設備を建設する。9月に工事を始め、2019年前半の営業運転開始を予定する。総事業費は200億円を超える。

 年間で約14万2000MWh(1億4200万kWh)の発電電力量を見込む。これは一般家庭約4万世帯の年間電力消費量に相当する。発電した電力は東北電力に売電する。秋田県の沿岸部は全国でも有数の風況に恵まれた地域で、多くの風力発電所が開発されている。この事業は秋田県が豊富な風資源の利用を目的に公募した、県有保安林での風力発電となる。

 三菱商事は、建設中を合わせて全国で、持ち分容量約73MW(7万3000kW)の大規模太陽光発電事業に関わる。今後は風力や、地熱、バイオマス発電を推進する。ウェンティ・ジャパンは、秋田県を中心に日本海側地域の風資源を生かした風力発電事業を積極的に展開する。同県内で2件が運転中で、今回を含め6カ所・36基の発電所を開発している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク