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環境ニュース[海外]

世界気象機関、2018年の世界の気候は気温上昇が続き気候変動の影響増と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.04.16 【情報源】国際機関/2019.03.28 発表

 世界気象機関(WMO)は、2018年の世界の気候の状態に関する報告書を公表した。報告書は、気候変動の基本的な指標である海面上昇、海氷の減少、氷河の後退、熱波等極端気象とともに、気候変動の社会的な影響や環境・生態系への影響も詳述している。2017年の大気中CO2濃度、2018年の海洋貯熱量、平均海面水位の上昇等が過去最高値となり、2018年1、2月の北極海の海氷は過去最小で、氷河もこの31年間後退を続けている。記録的な海面上昇、陸海の高温は過去4年続く。サンゴ礁等沿岸生態系や泥炭地への温暖化の影響、海洋酸性化も問題である。2018年に自然災害は6200万人に被害を及ぼし、9月時点で200万人が国内避難民となっている。食料生産も被害を受け、減少していた飢餓人口は上昇に転じた。熱波大気汚染による健康被害も増加している。2019年も早々にヨーロッパの記録的な高温、北米の異常低温、オーストラリアの熱波等を経験し、この傾向は継続するとみられる。報告書は、2019年9月に開催される気候行動サミットに提出される。【世界気象機関

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