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環境ニュース[海外]

ドイツ ドイツ環境問題専門委員会が窒素過剰に関する鑑定書を提出

水・土壌環境】 【掲載日】2015.01.29 【情報源】ドイツ/2015.01.14 発表

ドイツ連邦環境省は、ドイツ環境問題専門委員会(SRU)が窒素過剰に関する包括的な要因分析やそれを効果的に逓減させるための対策案をまとめた新しい鑑定書を提出したことを公表した。大気汚染による健康負担、地下水における硝酸塩濃度の上昇、河川や海洋の富栄養化による生物多様性の喪失、気候変動の悪化など、環境への窒素過剰により多様な影響が生じている。鑑定書では、多くの分野における窒素過剰の減少を示しているものの、連邦政府に対し、州政府と共同で、国家窒素戦略を策定することを提言している。戦略では、交通部門やエネルギー部門における化石燃料の燃焼をはじめとする排出源の他に農業分野が重点となることを指摘している。連邦政府は肥料使用令の改正作業中であり、改正案について連邦州政府と関連団体が検討している。ヘンドリックス連邦環境相は、連邦環境庁が先に公開したドイツにおける窒素過剰に関するポジションペーパーと合わせ、今回の鑑定書は、この問題に対処するための科学的な基礎となるものと評価するコメントを述べた。【ドイツ連邦環境省】

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