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環境ニュース[国内]

兵庫県 木質バイオマス事業 生野工業団地に発電所

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.01.17 【情報源】地方自治体/2013.12.09 発表

 兵庫県森林組合連合会(県森連)や関西電力などは、間伐後に放置されたままの木を燃料チップに加工し、発電燃料として利用する「木質バイオマス事業」に乗り出す。関電のグループ会社が同県朝来市生野町の生野工業団地に出力約5000kWの発電所を建設し、2016年3月の操業を目指す。
 間伐後に森林に残された丸太などを有効活用することで、再生可能エネルギーの利用を促進するのが狙い。林業の活性化にもつなげる。関電が木材を利用した専用の発電所を建てるのは初めてという。
 朝来市によると、同事業は県がまとめ役となり、県森連などが県内各地で間伐材(未利用木材)の収集から搬出、乾燥、燃料チップへの加工、チップを燃料としたバイオマス発電までを「兵庫モデル」として手がける。市は「官民協働で同様の事業を推進するのは全国でも例がない」としている。
 県森連などは、生野工業団地内の工場跡地に燃料チップの製造工場(敷地面積約2.5ha)を建設し、県内各地で出る年間約10万tの間伐材の約半分を燃料チップに加工。全量を隣接地に建設する発電所(同約1ha)に販売する。電力は全て関電が買い取る。年間約3700万kWhの発電量を見込んでおり、一般家庭で約1万世帯の電力を賄うことができるという。 農政環境部農林水産局林務課 TEL:078-362-9221 【兵庫県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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