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環境ニュース[国内]

大阪市 下水処理場で消化ガス発電2017年めどに開始へ

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.06.24 【情報源】地方自治体/2015.05.01 発表

 大阪市内の4カ所の下水処理場で、2017年4月をめどに、大規模な下水汚泥消化ガス発電事業が始まる。発電能力は事業対象箇所の合計で約4090kW、想定発電量は年間2580万kWh(一般家庭約7100世帯分の年間電力消費量に相当)で、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を活用した下水汚泥消化ガス発電事業として国内最大規模となる。年間約1万3000トンの二酸化炭素(CO2)削減を見込む。これは、大阪城公園約16個分の森林が1年間に吸収する量に相当する。
 大野、海老江、放出、住之江の4カ所の下水処理場内で、民間事業者がガス発電施設を整備し、発電事業者としてFITを活用して電力会社へ売電する。発電に伴って発生する廃熱は消化槽の加温に利用し、効率的なエネルギー利用システムを構築する。
 民間事業者は売電収入により同事業の設計・建設・維持管理運営・撤去までの経費をすべて賄う。大阪ガスの100%子会社であるOGCTS(大阪市)が発電事業の運営、月島機械(本社・東京)が発電設備の設計・建設、月島テクノメンテサービス(同)が発電設備と付帯設備の保守・修繕を担う。市は民間事業者への消化ガスの売却益と土地の占用料で収入を得る。建設局下水道河川部水環境課 TEL:06-6615-7583【大阪市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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