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環境ニュース[国内]

パナソニック、太陽光発電と蓄電池を使った家庭のエネルギー最適化実験を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.08.22 【情報源】企業/2013.08.20 発表

 パナソニックは、太陽光発電システムと蓄電池を使って家庭のエネルギーを最適化する実験を横浜市で7月23日に始めた。48戸の一戸建て住宅に設備を設置し、エアコンなどのエネルギー消費が大きい機器を住宅エネルギー管理システム(HEMS)でモニタリングして制御する。各戸の省エネに加え、一定エリア内でエネルギーの地産地消を目指す。
 実験は、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定された横浜市の「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」の一環となり、「家庭用蓄エネ機器によるデマンドサイドマネジメント(DSM)実証」と呼ぶ。通常時は太陽光発電を有効活用し、電力抑制が求められた場合には蓄電池を使って電力供給の負担を軽減する。
 太陽光発電システムと蓄電池を一体制御するシステムと、エネルギーを「見える化」すると同時に機器をコントロールするHEMSユニットを装備し、エアコンや自然冷媒ヒートポンプ給湯機などをモニタリングして家庭のエネルギーを管理する。併せて、情報端末で太陽光発電の発電量や蓄電池の残量、家電の使用状況を表示して節電行動を促す。
 DSMは、電力の需要家側と連携して電力供給を抑える仕組みを指す。実験では48戸全ての電力量を把握して1つの大きな蓄電池に見立て、エリア内でピークシフトを行い、自動的に消費電力が削減できる取り組みを進める。パナソニックは実験で得られるノウハウを推進・参画するプロジェクトに生かし、エネルギー管理システムの開発を進める。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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