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環境ニュース[国内]

三井物産、英国で路線バスのEV化実証事業開始、非接触充電技術のEVバスを運行

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.03.12 【情報源】企業/2014.03.07 発表

 三井物産は、英国ミルトンキーンズ市で路線バスの電気自動車(EV)化実証事業を1月末に始めた。非接触充電技術を利用したEVバスを実際の路線で運行し、経済性の検証や、電池容量・充電設備数などのシミュレーションを行う。企画から運用まで一括したソリューションを構築し、市やバスメーカーなどと5年間実証事業を実施する。
 日本と世界のスマートシティー(環境配慮型都市)・低炭素プロジェクト推進の一環として進める。都市の温暖化ガス削減効果が期待できる交通機関のEV化の中でも、普及が早いと考えられる路線バスに着目した。ミルトンキーンズ市で乗客数が最も多い1路線のバスをすべてEVにした。8台のEVバスを導入して路線の始点と終点で充電する。
 EVバスは、充電ケーブルをつなぐ手間がなくボタン1つで充電を始める非接触充電技術を使う。送電側のコイルに通電するとバス側の受電コイルに電気が流れる電磁誘導方式と呼ぶ仕組みで、始点と終点で毎回充電(ちょこちょこ充電)する。受電コイルは車体底部にあり、バッテリーは車体の後方と屋根に搭載されている。
 ちょこちょこ充電によってEVバスに搭載する電池の容量を減らすことで、バスの本体価格や重量を経済性に合う水準にできるか検証する。併せて実路線での運行データを収集・分析し、他の路線に展開する場合の最適な車載電池容量や充電設備の数を調べる。ミルトンキーンズ市は英国の中規模都市でロンドンの北西約80kmに位置する。【三井物産(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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