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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティアなど、旧ゴルフコースを活用したメガソーラーを建設

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.12.12 【情報源】企業/2014.12.09 発表

 昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、タカラレーベン、日立造船とともに、旧ゴルフコースを活用した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を始めた。ソーラーフロンティアは、自社のCIS薄膜型太陽電池モジュールを供給する。発電電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて電力会社に全量を売電する。
 栃木県那珂川町にタカラレーベンが所有する旧ゴルフコースにメガソーラーを開発し、同社が発電事業を実施する。ゴルフ場のコース上に出力165Wの太陽電池モジュールを12万枚取り付ける。容量は19.8MW(1万9800kW)で、一般家庭3700世帯の年間電力消費量にあたる年間約2100万kWhの発電電力量を見込み、同約1万1000tのCO2排出削減量を想定する。
 日立造船が設計・調達・建設(EPC)を手掛け、ソーラーフロンティアがCIS薄膜型太陽電池モジュールを担当する。CIS薄膜型太陽電池モジュールは影や高温に強く、この特長を最大限生かして集積配置することで発電効率を高める。南北方向の土地に勾配があっても安定して発電量が得られる設計にする。基本的に造成工事を行うことなく設備を設置できる。
 規模が大きい特別高圧の太陽光発電所として日本で初めて小型分散型のパワーコンディショナー(電流変換器)を採用した。ゴルフコースでは各コースの広さが異なるため太陽電池モジュールの枚数がばらつき、従来のセントラル型パワーコンディショナーでは効率的な配置に限界があった。故障時には予備と交換してすぐに解決でき、リスクが低減できる。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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