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住友電工、家庭用蓄電池の新型開発、独自の電力変換技術でエネルギー効率を向上

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.02.23 【情報源】企業/2015.02.19 発表

 住友電気工業は、家庭用蓄電池の新型「POWER DEPO(パワーデポ)II」を開発した。独自の電力変換技術を適用し、従来品の「POWER DEPO」と比べてエネルギー効率を向上させるとともに小型にした。価格も抑える。商社、住宅メーカーなど販売パートナーが4月ごろから展開する。UPS(無停電電源装置)や太陽光発電システムとの連携機能も備える。
 パワーデポIIは容量3kWhのリチウムイオン電池を搭載し、1kWの出力がある。現行品は蓄電池だった。今回、リチウムイオン電池にすると同時に、独自の技術で充放電に伴うエネルギー損失を従来方式の半分にした。これによって、同じ容量の蓄電池で利用できる蓄積エネルギーを約20%高めた。充放電回数は6000回以上と長寿命も特長だ。
 タワー型のスリムな形状で、サイズは幅244mm、奥行き550mm、高さ521mm、54kgの重さがある。キャスターが付いているため容易に移動できる。工事の必要がなく、家庭用のコンセントに接続するだけですぐに使える。前面のパネルに電池残量、電力使用の状況を表示する。タイマーも前面のボタンで目覚まし時計のアラームのように設定できる。
 タイマーを利用して低料金の夜間電力を蓄え、日中に使うことで年間最大4万円の電気代が削減可能という。停電を検出するとUPS機能で瞬時に蓄電池からの給電に切り替え、充電電力を最適に制御する。太陽光発電の自立出力で有効に充電でき、長時間電力を維持する。無駄を省いた設計で同容量の他社製品より1〜2割安い価格を想定している。【住友電気工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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