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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、沖縄でパーソナルモビリティーのシェアリングサービスの実証を開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.10.28 【情報源】企業/2015.10.26 発表

 トヨタ自動車は、沖縄県の本部(もとぶ)半島でパーソナルモビリティー(個人の移動手段)のシェアリングサービスで実証実験を始める。2016年1月中旬から12月末まで、地元の観光協会やJTBグループと連携して行う。宿泊施設などにトヨタ車体の超小型の電気自動車(EV)「COMS(コムス)」を30台配備してルートを案内し、観光振興を図る。
 シェアリングサービスは「ちゅらまーいHa:mo(ハーモ)」と呼ぶ。ちゅらまーいは、沖縄方言で「美しい」を意味する「ちゅら」と「回る」を指す「まーい」を合わせた。ハーモはトヨタの次世代交通システムで、個人的な乗り物と公共交通の組み合わせで快適な移動を実現させる。本部半島は沖縄本島の北部に位置し、東シナ海に突き出ている。
 本部半島は美ら海(ちゅらうみ)水族館をはじめ観光施設が多いものの、宿泊者が伸び悩んでいることから、自然・環境に配慮したまちづくりや新たな移動手段の確保が課題になっていた。ちゅらまーいハーモは問題解決に向けた試みとなり、コムスは、新たに開発したアプリ「おすすめルート案内」を搭載するタブレット(携帯情報端末)を備える。
 ちゅらまーいハーモによって車では乗り入れが難しい狭い道や自転車で敬遠される坂道を含むエリアにも行きやすく、従来は訪問機会がなかった場所も効率的に回ることができるようになる。実証実験では、超小型EVを活用した近距離移動による回遊性の向上と観光地の魅力づくりの有用性を検証する。これにより、観光地モデルのノウハウを蓄積して他地域への展開を目指す。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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