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環境ニュース[国内]

大栄環境、兵庫県三木市の一般廃棄物処理事業を受託、自社施設で30年間請け負い

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2016.05.31 【情報源】企業/2016.05.27 発表

 環境ソリューション事業を手掛ける大栄環境は、兵庫県三木市の一般廃棄物処理事業を受託した。同市清掃センターで現在行っている可燃ゴミや資源ゴミなどの処理を、自社の施設で2025年4月から30年間請け負う。市が実施した事業企画提案に応募して採用された。コンセプトに、先進性▽低環境負荷・持続可能性▽高付加価値・地域との共生、を掲げた。

 三木市は、資源循環型の一般廃棄物処理で民間事業者の技術やノウハウを活用することにして企画提案を募集し、選考委員会の審査で大栄環境に決めた。先進性では、大栄環境が同市内に保有する小型家電や食品をリサイクルする最新施設を最大限に活用し、現状12.7%のリサイクル率を20%以上に高める。メタン発酵発電などの導入の可能性も検討する。

 低環境負荷・持続可能性は、2020年3月を予定してバイオマス発電設備を整備する。廃棄物と木質バイオマスの混焼炉となり、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で売電する。廃棄物発電の売電量は年間614万kWhを見込み、年間3900tのCO2排出削減効果がある。廃棄物と木質バイオマスを合わせて処理することで、ゴミ減少時に割合が調整できる。

 高付加価値・地域との共生に関しては、バイオマス発電施設から予想される年間4900万円の売電収入の一部を三木市に還元するほか、発電施設で地元を優先して新たに50人程度を新規雇用する。焼却施設の処理能力は、1日75tが2炉と同220tが2炉で計同590tとなる。三木市のゴミ処理事業の経費は、現在の市民1人あたり年間1万700円から8400円に減少する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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