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環境ニュース[国内]

電源開発、共同企業体が京都府長岡京市で下水汚泥固形燃料化事業を実施

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.10.22 【情報源】企業/2013.10.18 発表

 電源開発(Jパワー)が月島機械などと設立した共同企業体は、京都府の委託を受けて同府長岡京市で下水汚泥固形燃料化事業を実施する。2017年3月までに施設を設計・施工し、同年4月から20年間、施設の維持管理・運営を行うとともに、燃料化物を買い取る。燃料化物は、Jパワーの石炭火力発電所で石炭と混焼利用する計画となる。
 施設の設計・施工から維持管理、運営、燃料化物販売、石炭火力発電での活用まで一貫体制で行う事業となり、京都府が一括して民間事業者に委託するDBO(設計・施工・運営)方式が採用されている。総合評価一般競争入札でJパワーなどの共同企業体が落札者に決まり、府と仮契約を結び、10月3日の府議会の議決で本契約が成立した。
 長岡京市の桂川右岸流域下水道洛西浄化センターでバイオマス資源の下水汚泥から燃料化物を製造し、石炭の代替燃料として供給する下水汚泥燃料化リサイクル事業で、下水汚泥の資源化促進とCO2排出削減を目的にしている。施設では年間1万3200tの脱水汚泥を処理し、年間約1500tの燃料化物を製造する。2037年3月までが事業期間となる。
 この下水汚泥燃料化リサイクル事業によって、一般家庭約1000世帯の年間CO2排出量に相当する年間約5000t(下水処理場が約2600t、火力発電が約2400t)のCO2排出削減効果がある。事業では月島機械の低温炭化燃料製造技術を活用する。Jパワーと月島機械は、温暖化防止に貢献する下水汚泥燃料化リサイクル事業の普及・拡大を推進する。【電源開発(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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