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環境ニュース[国内]

日本政策投資銀行、新潟県の食品スーパーチェーンに「環境格付」に基づく融資

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2015.06.18 【情報源】企業/2015.06.16 発表

 日本政策投資銀行(DBJ)は、新潟県の食品スーパーマーケットチェーン、ウオロク(新潟市中央区)に「DBJ環境格付」に基づく融資を実施した。同社が進める食品リサイクルや、店舗の電力使用量に基づく改善などを高く評価した。融資は、2016年春の完成を予定する物流センターの建設資金を対象にする。6月8日に認定証を授与した。
 ウオロクは江戸時代の鮮魚商に始まり、新潟県で50年以上店舗展開している。環境格付では、環境保全や地産地消の取り組みを評価した。各店で毎日出る魚のアラなどを有機肥料に活用する食品リサイクルループを構築し、その肥料で生産された農産物を「エコろく野菜」として販売していることや、地域の野菜を使った料理教室開催などだ。
 エコろく野菜など地元の食材に特化した売場を常設して生産者に開放しているうえ、特長を顧客に伝えるための社員教育などで環境配慮商品の販売促進を図っていることも認めた。全店舗の電力使用量をリアルタイムでモニタリングし、データ分析を基に改善指導を続けることなど、省エネ・省CO2に向けて運営を見直している点も評価した。
 その結果、「環境への配慮に対する取り組みが先進的」とする格付けを付与した。新たな物流センターの建設で店舗への商品配送効率の向上に加え、配送に関わるCO2排出量の削減も期待できる。環境格付に基づく融資は、DBJが開発した格付けシステムで企業の環境経営度を評価して優れた企業を選び、得点に応じて融資条件を設定する。【(株)日本政策投資銀行】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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